□月 ●日  No2025 神に愛された人間


神様に愛されている人間がいる。 こういう人間ってとても特異であり見つけると
幻想郷とも親和性が高いからできるだけ確保したいというところ。
もっともこういう人間を特定の年代で捜すというのはとても困難である。


まずある程度若くないといけない。愛されているというのは聞こえは良いが蝕まれているケースが
結構な数ある。故に長生きできないことが多い。
発見していたらもう既に故人だったとか、社会的に固定されてましたかとか、
発見したら既におばさん化しておりもはや何も出来ない人など多数である。
厚顔無恥とマイウェイが神に対抗する手段だと体得しているケースである。


蝕まれるとはどういうことを指すのかというと、本来人間のキャパシティを超えて能力を発揮できてしまう
ことを指している。たとえば浅間の飲酒などがこれに当たる。
しかし、物理的な面で能力が発揮されないとアルコール中毒などで脳をやられるか、重い肝機能障害を
患ってしまうことになる。
そうなる前に確保することがとても重要というわけだ。


神に愛されていると言えばやっぱり自称現人神だろう。
彼女の場合は実に特殊だ。直接神と連絡を取ることが出来る上に行使もできる。
これは神が本人の祖先だから可能なことであるが、あまり大きな声では言えないがこれでも
蝕まれていないと言ったら嘘になる。
彼女もまたマイウェイである。 これも宜なるかなとと思われる。


これは特殊訓練のたまものと言わざるを得ない。
こうした特殊訓練は寿命を伸ばしたり体への負荷を最小限に押さえることが可能である。
ところで 彼女の性格は特殊訓練のたまものとして
もうちょっとなんとかならなかったんですか?