□月 ●日  No2086 若返るのもハードル高い


幻想の世界では好きな姿になることができるだから自分の理想の姿も思いのままと言う人がおりますが
実際のところはそれは厳しいって話。
大師様と話をしてその辺の実情の話をしてみた。 体を若くすると色々な部分で問題が発生するので
ソフトランディングが必要だと大師様は示唆する。


ぶっちゃけ大師様はお年を召してから今の姿に戻ったという特殊なタイプである。
当然まともな方法なんてとっているわけがない。
この手の若返り方法で危険なのは制御不能に陥ることだ。
若返るどころかあの世に一直線とか普通にあるのである。


体型などが変わっても色々と問題は多い。
下手に体型を変えてしまったせいで今まで考えられなかった身体の不調が発生する。
例えば胸のサイズを上げてみたら、肩こりの頻度が上がったとかそんな具合だ。


外見だけ変えても結局内臓が駄目ならあっという間に駄目になる。
実のところ大師様の若返り術が上手くいったのは、結果的にソフトランディングで
若返りを実行できたからという。
たとえば内臓に悪性新生物がいたりすると、今まで年老いていたので増殖が抑えられていたのに
一気にタガが外れるなんて事が起こる。
若くなって即病死するなんてアホな事態も結構な数あるのだ。


体を若くするときは順番に、体を鍛えて免疫力を高めてから行わないと駄目だ。
これにより病気の発生率を減らしながら若返ることになる。
結局大師様の場合、胸廻りのサイズが減らせなかったことと若返るのに10代のレベルまでは
若がえるのをやめたという話を聞いた。 成長期まで若返ると体躯が不安定になるらしい。


体と実際の動きが合わないケースもある。よく若くない人が怪我をするのと同じように
若返ったら若返ったで怪我をしやすいという。 また急激に組織を回復することから
骨粗鬆症の危険もあると、どこかに書いてあった。
若返るのも大変だと言うことだ。


と、いうわけで朝倉がなぜ永遠の27歳なんて言わずに10代まで戻ろうとしないのか
これではっきりしたわけだ。 大師様ご協力感謝する。