□月 ●日  No2095 迷列車で逝こう


八雲商事の列車って色々安く済ませるために色々苦労しているわけなのですが
たまにとんでもない代物がやってくるときがありまして、洒落にならないことがあります。
中にはこいつは幻想郷に持っていっては駄目だろうって代物もありまして、
たとえばガソリンで動く列車とかの代物です。
弾幕戦に巻き込まれたら確実に良く燃えます。こんな走る棺桶みたいな代物は
当然八雲商事でもごめん被るわけです。


新造の列車がやってきて心がときめいたわけですが、中を見たらコントロールパネルが
マジックテープでくっついておりました。いやマジックテープだから幻想郷に
持っていって良いっておかしくないですか?しかも八雲商事の機材をテープ止めって
いくらなんでも斬新すぎます。
まあ、某列車は椅子がだめになったものを、ガムテープでつぎはぎしているという
噂もありますから色々な意味で胸が熱くなりますね。


さて、最近困るのが鉄道マニアの方でございまして
八雲商事って一応非公式に列車を扱っているわけですが、彼らの目からすると
やっぱり誤魔化せないみたいなのです。
ちょっとしたタイミングで顕界の一部の路線を走っていたりすると、たまに激写される場合があります。
みたこともない列車と言うことでたまに掲示板に上がる場合がありまして
妖怪とか輸送していると、彼らから苦情が出るときもしばしばです。
この場合は列車メーカーが試験だと言うときがあります。


それでとうとう事故が起こりまして、マニアの方まるごと幻想郷に送るという事案が
起こってしまいました。 GPSを調べても幻想郷用の衛星と顕界の衛星はちょっとだけ
周波数がちがうので電波を取ることはできません。
案の定パニックになっていたところを警備の人間が捕まえたみたいです。 一応分からないように
顕界に戻したわけです。
ちなみに警備の人は一応警察の服装を着ることが許されています。 その方が、色々と
安心感を与えるみたいです。


そんなわけで、基本的にマニアの方々の対策はいたちごっこ
人間の探求心というのは馬鹿にしちゃ駄目ですねって ことで。
列車廻りの話題はおしまい。