□月 ●日  No2206 暴徒鎮圧


幻想の世界といっても、どうしようもないものは犯罪であります。
これは、幻想の世界でも顕界でも同じでありまして、一定割合あるのです。
では、暴動はどうなんでしょうかって話なのですが、基本的に暴動というのは生活水準をきちんと
満たすように動いていればそう簡単には起こりません。


仕事がない人とか、無収入とか、貧困にあえぐ人をどこまで減らすことが出来るのかが
最大のポイントとなるのです。
所謂幻想の世界でも無縁になる人というのは必ず現れます。もちろん都市部なら長屋の住民同士とかの
つながりがありまして、結構近所づきあいは堅固になっているわけです。
それすらない場合はどうなのか? 要するに起こるのですね。
神隠しが。


幻想郷の中にも神隠しはあります。一説には顕界に送られるとも、妖怪の胃袋に送られるとも言われています。
そうなると付近の住民も深くは追及しないというのが基本のようです。
ある妖怪の話では、人間による殺人のほうが多いのではないかという話も聞きます。
しばしば妖怪のせいってことになるのだとか。 あまりひどい場合は
妖怪たちが異変扱いにして、犯人捜索に乗り出すと言った塩梅です。


とはいえ、幻想郷でも暴動は起こったことがあるのですね。
あっという間に鎮圧されたんですけどね。 鎮圧方法は実にユニークでした。
たまたまやってきたルーミアを買収して、暴徒のまわりを真っ暗闇にしてから自己崩壊するのを待つという
代物でした。 彼らが暴れると、周囲の人がおおさわぎし、一定時間を超えると本当におとなしくなるのですね。
とてもゲスい。

さて、暴徒が現れるとなぜかルーミアもセットで出現します。

我々よりも早く察知するみたいですね。 要するに餌付けの結果ですがなんともはや。 なんともはや。