□月 ●日  No2277 循環機構


幻想郷内部で物資を送るというのはとても重要なことであります。ぶっちゃけ幻想郷ですべての資源を
賄うことは技術的にも様々な要因をかんがみても不可能です。
株式会社八雲商事は幻想郷で不足する物資を運ぶと言う使命がありますが、それでも足りない時はどうしても
起こります。そこで最終手段を発動するときがあります。


一部妖怪の移住です。 外の世界に移住させ、短期間でありますが捕食活動を行うというものです。
捕食前には大体顕界側で企画が上がっています。 色々面倒な話ですが政治家の先生たちもいらっしゃいますし
彼らのためにも一肌脱ぐ必要があるってものです。


この日もわけのわからない大人数を運ぶことになっていますが、こういう時我々のところに向かう際も
色々と打ち合わせを行ったうえで行う必要があります。
大体は天狗の新聞に暗号を埋め込むケースです。見る人が見れば本当の意味が解るというわけですが
解読屋は騙せません。


八雲商事はいわゆるポンプみたいな役割を果たします。
ポンプですから出ることもあれば入ることもあるという寸法です。
必ずしも片側一車線とは限らないのは我々の輸送パターンを見れば明らかです。
顕界に戻るときは輸送量が減るのはわりと当たり前ってわけですね。


あと隙間妖怪に言いたいのですがいくら組合があるところとはいえまだ幻想入りしていない妖怪を
拉致るのはやめてください。あっちから苦情が多数来ています。