□月 ●日  No2278 庭の保全は大変です。

幻想郷でこれはまず手に入らないというのが庭関連のものでありまして
庭石とか、砂とかいろいろなものがあるのですがとてもじゃないけど手に入らないのです。
たとえば幻想郷でも顕界でも大谷石などは需要があります。
当然幻想郷でそんなものは手に入らないし採掘できたとしても自然破壊の問題があって
下手にいじれないんですね。糞河童どもは別ですけど。


阿礼乙女の邸宅なんて実にそんな感じで砂とかは一定期間ごとに補充しないといけません。
庭にあるものが簡単にダメになるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが
砂は容易に空を舞い、岩は簡単に朽ちるのです。地域によっては雨や紫外線の作用による
劣化はどうしても避けがたい。


従って、幻想郷に大量に庭木などを設置しないといけないのですが、トラップなどが隠されている
阿礼乙女の邸宅は色々な意味で危険な場所です。トラップの類はスイッチング魔術でまとめて
停止するので良いのですが古いトラップも回収しないと色々危険なのです。


そんなわけで庭師とトラップ対策屋がそれぞれに阿礼乙女の庭をメンテナンスするという
シュールな状態になります。年末で人手がたりないせいか魂魄が駆り出されているような
気がしますが気のせいだと思います。


年末の大掃除のため明羅女史が陣頭指揮を執って阿礼乙女の邸宅を色々いじっていますが
前回の虫食い生物どもの侵入を阻止できなかったとして色々予算組をしているらしいです。
一歩間違えれば蔵書が吹き飛ぶって話だったので色々大変だったみたいです。


こちらとしては品物は店頭渡しということで、入り込まないでお暇するってのが正しいと思っております。
よしなに。