□月 ●日  No2354 金もってんどー


外の世界だろうが幻想の世界だろうが金がなければ生活できない。
ごく当たり前のことではあるが、妖怪たちがどうやって生計を立てているのかは結構気になるところである。
長寿命の妖怪は、投資などをして稼いでいる奴が多いらしい。
金は蓄財するのではなく、投資して打ち上げの上前を撥ねるというのが基本だと思っている奴がいる。
あの買い食い王の仙人だ。食うことに関しては半端ない思考回路だ。しかも余った栄養は胸に行ってるときている。


正直な話あの仙人が何で金を稼いでいるのかはかなり不思議がられているが
実際のところ彼女の生計は林業で成り立っているというのが定説である。
これは自分の家の周りに結界を自由に張れるというメリットもセットでできる。


実際に彼女が森の生態系を守るために林業を行わないといけないという話を聞いたことがある。
恐らく、彼女にしてみれば必要に迫られてと言ったところだろうが、結果この辺一帯の
大地主になったのではないかと言える。彼女にとって仙人とは金持ちの道楽ではないかと
思われても仕方ないところだ。
ほかの仙人たちの動向をみるとどう考えてもそれ相応に疲弊している。


三馬鹿たちはそれ相応に何かをそろえようと奔走しているが、相当苦心しているみたいだし
あの邪仙も心霊病が暴かれてからはあそこから盗んだもので生計を立てられなくなった。
結果、あの謎のプレゼント事件になっていると言うくらいだ。


そんなわけで、邪仙がピンク仙人にたかろうとしてマシンガントークを食らうと言う場面を
見てしまったわけだが、いくら先輩でも金の関係は嫌なんだろうなあと思う次第なのである。
個人的にはピンク仙人は種族的に長い寿命なんていらないのではないのかと言いたいのだがどうだろう。