□月 ●日  No2429 何かが間違っている


八雲商事が教える訳あり物件の除霊方法というわけで
八雲商事社員がわざわざ訳あり物件を選んで格安で家に住む連中だらけで
あまりにアレな展開になってます。


面白いのが、訳ありになった理由の方だったりします。
よくあるのが対処療法的に訳ありを起こしている幽霊の退去を
目指すことが多いのですが実のところ、訳ありにしているものは
もっと別にあるなんてケースが散見されます。


たとえば、謂れのあるところに間違って建てちゃったみたいなケースで
棲んでる幽霊と仲良くやってたら、本編が来ちゃったみたいなパターンです。
こうなりますと、結構ややこしいし、実のところ除霊が失敗の大半がこいつだったりします。
除霊というのは一種のセールスみたいなものでありまして、ある程度相手を
知ってから取り掛からないといけないのですが、第三者がずけずけと入ってきて
色々ぶち壊しにすることってよくあることなのですね。


上手くいきますと第三者が説得されて、いきなり元の幽霊を説得する
謎の展開もありますが、だいたいの場合、この第三者も基本食わせ物なのですね。
多くの幽霊たちを自分のために利用しているのでかなりクソです。


さて、こういう相手の場合はどうするかって言う話ですが
奴らはこちらから鉄拳制裁なんてできないと高を括ってます
なのでマジックアイテムで襟首掴んでどついたあげくマウントポジション
かましますと大体おとなしくなります。可視化された相手は
それほど怖くありませんから。


たまにその第三者の正体が近所の頭おかしい人という壮絶なオチがありますが、
この場合は合法的に立ち退いてもらっている次第です。
こうして八雲商事社員は訳あり物件に堂々と棲むわけですが。
幻想郷に行くとこういう役得もあるんですよね。 うん。