□月 ●日  No2448 異変の在り方


幻想郷というのは経済規模の割に第三次産業の割合が極端に高いところである。
その理由は幻想郷に物資供給するルートが思いのほか大規模であり
余剰生産能力があるためである。
余剰生産能力は商品の価格下落を招くほかに、サービス面での差別化を
はからなければ競争に勝ち抜くことが出来ないことを意味する。


すなわち、幻想郷には物資を比較的に潤沢に送らないと
破たんしてしまうと言う困った状態が生まれているのであるのだが


幻想郷内部の物価が先の異変で地味に上がっている点でとても頭が痛い状態に陥っている。
社会現象系の妖怪の場合、幻想郷の生産能力が低下する事態が起こるためであり
それが全体的物価高に拍車をかけている。


幻想郷に物資を送り当面の問題を解決することは可能だが、それでは幻想郷内部の
食糧自給能力を低下させる結果となるのであまりやり過ぎると劇薬となってしまう。
特に凶作時に食料の流通量はやはり一定には減っていないといけないのだ。
まったくのゼロになれば皆が飢え死にするのでそこで調整を行わないとならない。


とりあえず例の妖怪が起こす異変が早く収束することを祈るばかりだが
何故、宗教家どもドンパチを始めているのか個人的にとても気になる。
あとクソ狸は独自路線で行動するのをやめてくれ。