物流倉庫内の引っ越しが行われているらしい。
八雲商事は年数が相当経っている会社だ。倉庫もかなり老朽化してきており
トタン造りの屋根はボロボロで、サビがとてもひどい。
修理に次ぐ修理でもよかったのだが、耐震構造への動きもあり、そのまま
物流倉庫を新造しようって話になったらしい。
これによってだいぶ合理化が図られるのかと思いきや
あまり変わっていないように見えるのは何とも言えない気分になる。
どうやら変に新しいものにすると幻想郷に物が流れてしまうと言う不具合が
あるからではないかと思われる。
だから出来上がるのはそっくりそのまま、柱が太くなり、材料がすこし新しい。
寸法は増えた柱分だけ広くなったという塩梅である。
最新の何かというものがあるというわけではない。
専用リフトとか採用してもいいのではと思うのだが 商品が小口で
変に仕様化できないのも理由となっている。
さて、作業はというとこれまた原始的なフォークで運んでトラックに積み込み
移動すると言うもの。
魔法とかでポンといかんのかと思いきや、トラックなどの手配など
しがらみもいろいろあって仕方がないらしい。
実際に魔法で移動されたらそれはそれで問題なのでこんなものなのである。
内部的には入荷禁止でちょっと面倒であったがそれはそれ。
