□月 ●日  No2465 戦争は変わった


封じられた妖怪が幻想郷に出てくるって話はよく聞くのでありますが
大体の場合、出てきた後に現実に直面してすっかり名前を聞かなくなるとか
自分で封じられた方がマシと思ってしまうとか、色々あって何とも言えない気持ちになる時があります。


光陰矢の如しとはよく言いますが、意外と時間は早く流れるものです。
それで、さて外に出ましょうと言って外に出ると、なんだこりゃーってことになることも
しばしば起こります。たとえば10年たてば、コンピューターは机の上から手のひらに収まります。
これが数百年とかだと、それはもうギャップが半端ないのです。


紅魔館とか魔界とかある程度その世界の情勢も解っているところだと
比較的このギャップは小さくなります。鬼たちが幻想郷でも普通に暮らせるのは
このギャップが最小に抑えられているからと言われます。
実際鬼たちの一部は混血になって顕界でも生きていまして一大勢力になってます。
たまに政治家を擁立して自分のところに利益をもたらすようにはたらきかけています。
彼らに言わせると今はこん棒よりも票の方が力があるとのことです。世知辛いですね。


三馬鹿のみなさんはどうなんでしょう。一応幻想郷にやってはきたものの
祭りごとの中心地がわからなくて困っているようです。
元々政治というのは いわゆる祭事を統括するものという視点もあるのですが
常時祭事が行われている幻想郷では主体が見えにくく、混乱が起こると言う具合です。
つまり自分を高めるハッタリが通用しないと言うことです。


今回の市街戦で果たして人気が増えたのかというと色々微妙な点でありまして
人気が欲しかったら草の根運動から入った方がいいと思うのですがいかがでしょう。
つまり、信仰を得る手段も時代が変わったと言うわけです。なーむー。