□月 ●日  No2466 大人になんかならないよ


言ってしまえば、私なんかは特別特殊な能力ってものを持ち合わせていない。
例えば空を飛ぶにしても魔法を使うにしても才能を用いて能力を行使できるのは
やはり特殊と言わざるを得ないというのが実情だ。


ここで問題となるのは能力を持つ人間が極端に年齢を重ねているか、その反対かということだ。
これは顕界でも同様の問題が起こることが確認されている。
なぜそうなるのか?


まず単純に、関係のない職業などについて仕事などに追われた結果能力が失われると言うものだ。
能力なんて訓練しないで使うものではない。大体の場合は幼少の時にバックファイアなどで
酷い目に遭っているのでこういうことになる。
その酷い目に遭って亡くなってしまうというのがパターンその2だ。ハッキリ言って
ある程度能力の行使方法を説明できる人が応援しないと確実に死ぬ。
空を飛んだら墜落しましたなんてこともザラだ。
空を飛べるけど、それほど高く飛ばないのが定石と言うものすらいるありさまである。


もう一パターン、大人になっても能力を持っている人は、そういう仕事になってしまうという
ものである。この場合はショービジネスよりもガチの戦闘員が多いようだ。
こちらは体を張っているとはいえ、能力もちはこうした人間とのコネを作りやすい関係で
この手の業界に足を踏み入れる奴が出ると言うわけだ。
当然表に出ないし、普段は普通の生活をしているというオチである。


そんなわけで大体表だって能力を使っている人は概ねガキだらけとなるわけだが、
いや、きょうびの子供は隠すことを心得ていて、変なことをやっている人は
どこかの新興宗教 おっとだれか来たようだ。