□月 ●日  No2598 撤収作業


顕界の某所ではゴブリンに襲われた学校で閉鎖騒ぎがありましたが、ハロウイーンの撤収騒ぎは
大体似たようなものでありまして、それはもう酷い有様であります。
我々のお盆と違うのは年に一回やること、妙に入念に準備をすること、そして通ったあとの惨事がひどい
点にあります。メチャクチャ暴れて大体迷惑だけが残るわけです。


列車もご多分に漏れず、メチャクチャにされるので、今回新造車両については
御札ががっちりかかっているシロモノになっていたとのこと。
入ったら最後ほとんど封印同然になるというもので、中はおとなしいというか
ほとんど動けなくなるという酷い有様でありました。


一応平和は守られたわけですけどね。
列車に乗り込むときには一悶着ありますが、だいたい力でねじ伏せることが
多いそうです。たまに大型化するときがありますが、その場合は
こちらも大型妖怪を投入するというのが基本であります。
体を構成するものがだいたいお菓子になるのがご愛嬌です。
そんなもんだから 応援に出る妖怪はやたら多数で、
倒したあとはお菓子大会になるのがいつものパターンというわけです。


そんなわけで我々の輸送作戦は多少の混乱はあるものの
なんとか完了になるわけです。
もうちょっと静かに入ってもらえばいいですけどね。
えっ、列車内のゲロテロよりまし?