□月 ●日  No2475 てめえで処理しろと言いたい


幻想世界では物が何かしらの謂れを持ってしまうってことがしばしば起こります。
もっとも顕界でも似たようなことはあるので幻想世界ならではの何かってことはありません。
科学的にはただの火であっても、偉人さんが付けたかがり火ってなれば
途端に価値が増えるって話なのですね。


三馬鹿の一人(敢えて名前は言うまい)がならば今自分がなにかを作れば
価値が出るのではないかと言っておりましたが、ハッキリ言って
仮に本人が書いていたとしても鑑定団に出したら偽物扱いされると思うのですよ
年代的に違いますし、まさか復活しているだなんて言っても
顕界では自称当人の子孫って扱いになるだけだと思うのです。


まあ、ヴィヴィットでさえでも何かしら謂れを持ってしまうので、
ちょこちょこ部品交換して謂れを潰しておく必要があるのですが
こういう謂れがついてしまった産業廃棄物の処理ほど面倒なものはないので
三馬鹿につきましては、勝手に謂れのあるグッズを作られますと
処理がとても大変なので勘弁してほしいと言うところなのです。


謂れが付きますと埋めたりとか隙間送りしても変質して危ないので
当然なんかしら処理をしないといけなくて、まるで顕界の産廃トラックの如く
マニフェストを作って処理しないといけないのです。
そうしないと、勝手に動き出すわ、ろくなことにならないと。
お面の妖怪なんかそんなありさまですから、普通の処理をするのではなく
封じ込め処理をしないとならないのですよ。
面倒です。


そんなわけで勝手に謂れが付きそうなアイテムを量産するのは勘弁願いたい
ところなんですね。捨てる身にもなれというわけです。