□月 ●日  No2485 エンカウント率の向上


妖怪であっても熱中症の問題というのは耐えがたいものでありまして、超高高度で活動でもしない限りは
熱中症からの墜落が問題になります。というわけで、夜間飛行組がたくさん出るこの時期でありますが
夜目でも効かない限りかなり危険な行為と言わざるを得ません。


月明かりがとても明るかった永夜事変ではその辺がとても楽だったという話を聞きます。
弾幕は多少なりとも光源になるので回避がしやすいと言う話ですね。
お互いに闇だとどこに弾幕を放っていいのかわからなくなるので当然と言えば当然なのですが。


地上ではどこに降りるかわかるように行燈の類を付けるのが常識となっております。
当然燃料も必要になりますが、飛行時にどこに着陸するかわからなくなるよりは幾分マシです。
たとえば、水場の類は常時行燈の光がともされております。
水分補給は夜間であっても大切です。一見涼しい夜間ですが、気温は熱帯夜であり
湿度も高いので高速飛行しないと体が冷えないのです。


当然妖怪たちも比較的高度を下げて行動することになります。
実はこれが妖怪と夜出くわす理由の一つなのです。
高高度で飛んでいて熱中症になって墜落でもしたら無事では済まないのです。
昼間は概ねねていますから夜になるとさらに遭遇率が上がる。
これが所謂怪談話の原因になるわけです。 あっちも好き好んで現れているわけじゃないんです。


なので、妖怪たちを口説きたい勇者は夜に活動するといいといいますが
気温が下がりきる2時とかに活動しますと確実に次の日に影響が出まして
身体を壊しますのでやめましょう。妖怪で体を壊した原因のおよそ半数以上が寝不足に
よるものだとヤマメ女史から聞いたことがあります。
妖怪としては箔がつくからいいらしんですけどね。