□月 ●日  No2494 幻想世界の道路について考える


幻想郷の道路整備はどうやっているのかという話になるわけですが、皆持ち回り分担でやっているわけでありまして
意外とその辺の話で博麗の巫女やら自称現人神の功績ってもっと評価されるべきだと思うのですね。


博麗の巫女にすれば、自分の神社へ続く道を整備しているつもりなのですが
これが多くの妖怪やら人間にとって助かっている事実があります。色々な方法で
支援装置が動いているという話ですが、道を常時整備することは妖怪たちにとっても
メリットがとても大きいことです。


第一に、道に迷わないというメリットがあります。
妖怪の多くが縄張りで動いているため、道路が一種の中立地域である
というわけです。これによって下手なトラブルを回避できるというメリットがあり、バカにできません。


もう一つは人間にとっても比較的安全に移動できるという部分。
確かに道路で変なことをする妖怪も人間もいますが、不思議と路上強盗がほとんど出ません。
理由は単純で、そんなことをするために物陰に隠れるとそこが妖怪のテリトリーになっている
ことが多いからなのです。 強盗が来ると人気が無くなることを妖怪も十分承知してますから
当然、強盗に手を貸す妖怪なんていやしません。


そんなわけで、幻想郷の道路は基本非武装中立地帯みたいな役目を帯びているともいえるのです。
阿礼乙女が一人で移動可能という時点でかなり安全だと言うわけですね。