□月 ●日  No2495 幻想入りと疑似科学


幻想郷に行けそうでも幻想郷でも取り扱えないものっていうものが数多くありまして
その中でとても扱いに困るのが健康関係の商品なんですね。毎度現れては消えていくのですが
幻想郷に持ち込むと意味不明なものって結構あるんです。


幻想郷の場合、顕界で得た謂れがある程度の閾値を超えると本当に効果が出るときもあるの
ですが、同時に副作用はそのまま降りてくるので、その副作用がもとで幻想郷に
送れないまたは廃棄処分なんてものが結構あります。


化粧品とかもそうだし無添加品などもそう。
むしろ幻想郷では無添加品が嫌われる。冷蔵庫などが発達していないから当然なわけです。
なんですぐ腐るもんを送り付けるんだボケと言われます。


怪しげなマイナスイオン発生装置などは河童たちから「?」の表情で迎えられます。
幻想郷にやって来た商品の多くが河童たちの餌食になるのですが、
疑似科学で造られた部品というものがあるのです。


河童たちは疑似科学の品物に対して妙に冷めた視点で見ておりまして
なんで顕界にこうした幻想の世界を模したものを作るのか疑問でいっぱいだそうです。
お前に言われたくないよと思うのですが、たまに疑似科学の品物を河童に見せて
突込みを入れてもらうとすごく面白いのでたまに持ち込んでいるのは秘密です。