□月 ●日  No2496 理想と現実


 顕界で選挙がありまして、会社の休憩室で選挙速報をぼーっとしながら見ていたら、妖怪関連がバックに居る
議員が当選を果たしたと言うことで、キャスターから色々突込みを受けている場面を見て、お茶を吹きかける。
 そこには票田の話が出ていて、どこが支援しているのかと思いっきり出ていたからなのです。

 
 これには思いっきり苦笑いするしかないが、最近の傾向ともいえるし、これまでは近所づきあいの中で
このような話というものは出てくるものであるものが、きちんと伝わっていないのだなという意味で
複雑な心境になります。
 とはいえ、このような本来なら近所の人の会話の話がマスコミュニケーションの形で出てくると言うのは
色々不安も覚えることになる。妖怪たちの存在がそれだけ明るみになるリスクが大きくなるわけで。


 実際問題として妖怪関連の議員さんは妙に幅広い団体から支持を取り付ける傾向がある。これは妖怪たちが
ある程度社会に溶け込んでいて様々なところで社会に貢献しているのもある。
 妖怪たちはもはや元の姿に戻ることができない、はた目から見れば完全な人間なので突っ込まれることは
恐らくないだろう。実際番組でもその辺の突込みはなく、既得権益の話だけが出ているだけだったから、
どこかで突込みが入ったのか、逆に肝心なタブーには触れていないのかもしれないわけですね。

 
 この辺の既得権益も突っ込みどころはあるのだが、元々消費者保護の話が既得権益に代わってしまうのは
人間不思議なものだなと思ってしまうわけであります。
 こちらとしては重要なことは幻想郷にお金が行くこととか、インフラの予算が吹き飛ばないことでありますので
細かいところよりも、我々の立場として必要なことは何なのかという話になります。


 幻想世界の維持にはこうした現実世界の協力が常に欠かせないわけでありまして、割とそれは
現実に即した実現可能なレベルで進行していると言うことがわかればそれでよいと思います。