□月 ●日  No2535 後続部隊


異変を起こしている魔力放出源に目立たせるために雲を設置するという
酷い作戦が実行、それなりに成果を挙げている。
この作戦を実行した妖怪ははじめあった時は人間の姿すら満足に確定できないような
奴だったが、八雲商事へのアクセスの結果、連中の姿を片っ端からコピーし、
とりあえず我々にとってはコメントしがたい姿に変貌した。


それにしても、今回の異変は聊か広範囲に影響が出ている。
こんな無差別効果が出る術を使えば、バックファイヤがシャレにならない水準に
達するであろう。実際バックファイヤによっては一族郎党呪いが掛かるなんて
トンデモナイ代物もあるので他人事とはいえ使っている人がいると
突込みを入れたくなるものである。


そして期待通り、博麗の巫女やら霧雨のご息女が乗り出してきた。
確かに今回は異変らしい異変なので仕方ないところである。
八卦炉の消耗がとても激しいのは八卦炉も外的な力が働いて
出力面で不安定になっているからだと言われている。


バックアップ部隊も面子が相当入れ替わることになった。
武器の類が勝手に動き出すので冴月たちも利用できない。
魂魄やら、何人かは在野の連中を雇い入れている。
実は今回自称現人神もバックアップに投入している。


理由は複数あるが、当座のお金を得るためとと
武器が使用できない場合、いざという事態が発生する可能性が
高まることに起因している。


異変は毎度お金がかかる。なので異変を起こした奴にはもれなく損害賠償が
請求されるわけだが、今回は術を使ったやつじゃなくて唆した奴に請求がいきそうだ。