□月 ●日  No2602 仮病は計画的に


八雲商事において風邪で休みますというのは一気に大事になる一大イベントである。
新人が風邪で休みますと言ったら、突然謎の集団がやってきて家を取り囲まれたとか普通にある。


というのも幻想郷で病気をもらってくる場合、何かしらの突然変異が絡んでないかと
本気で疑うためだ。ちなみに風邪を引いたら一応適当なものを検体として出すことになっている。
鼻紙でOKなので普段社員が意識することはあまりないのだが、幻想郷に行って一週間くらい
経過したあとで起こった風邪の場合はこういうことになるわけだ。


幻想郷の妖怪はその点で最悪なレベルで始末が悪い。他の病気にしかかからない病気を
もらってきて人間向けに加工してしまうのである。
そんなものだから新人さんにはとても悪いのだけど、一気に隔離処置になってしまうこともある。
ちなみに、やられた人の話では、結構快適なんだとか。
買い物も代わりに行ってくれるので便利だとか。
外部への通信が監視されるというおまけがついているのを知っているので
コメントは控えたく。


そういえば、新人の彼女がやってきたときはほとんどニンジャのように
みんなが隠れたという話もありました。
うらやまけしからんと思ってはいけません。この舞台割りと女性率が高い
というかほとんど妖怪なので、一歩間違えれば修羅場一直線になるのです。


ちなみに仮病の場合はどうなるかって?
まあ事情を知ってるヒトは仮病なんてしませんよ。
それより休日出勤のほうがですね・・・