□月 ●日  No2614 古いもので


 歴史が長いせいもあるのですが八雲商事の社屋とかは本当に古いです。一応だましだまし使ってたり、
 たまに改装してそれっぽく近代化改修を繰り返したりしてますが、よく崩れないなと思う時があります。
 そういえば、外のタイルが剥がれてきたということで、最近はそとにネットを貼って修理の見積もりをとってます。
 通りに面しているため、残念ながら妖怪たちに空飛んで貼ってくれといえないのが厳しいです。
 やるときは素直に足場を組んで設置ということになりそうです。


 古いといえば内線電話のたぐいも新調したいのですが、こちらは色々大問題です。
 幻想郷への接続のためには専用ファームウェアを開発してもらわないといけないらしく、
 今も見積を続けておりますが新しいものがやってくるめどが立ってません。
 最近では携帯電話でやったほうがいいということで、IP無料電話を利用して通話しているという
 なんとも言えないことになっています。
 最近内線電話の付喪神が、どうせだからこのままでいいんじゃねと問題発言をかまして物議を醸してます。


 耐震工事についても色々問題です。幸いにしてきちんと作られているといいますか、最初は秘密主義だったので
 コンクリートの塊みたいな構造にしていたお陰でそこそこ強いですが、コンクリートが古くなって
 ひび割れがひどいため補修をしているという状態です。
 エレベーターはこのたび新調しました。新調するたび儀式みたいなもんをやってるので業者の方は
怪訝そうな顔をしていましたが仕方ありません。なお一時期、妖怪たちが力づくで仕事をしていたなんて
アホなお話がありまして、頭痛が痛いです。


 税金が上がるというんで、こういうのを早めているとなんだかなあと思いますが、付喪神の引っ越しもあるので
 こちらとしてもあまり予定をつめ込まないでくれと思う次第です。