まあ、アレですよね、本の中に色々なもんを封じている奴って結構あるわけですけど、あいつらなんでわざわざ開けるのでしょうね。
その都度処理のために金がかかるんで、とても困るのです。
ええ、なんで金が掛かるかって話でしたね、最近ですとこの手の妖怪はすぐに手配書が流れて、カネに困った妖怪が必死になって
そいつを退治するんです。
そんなわけで、脱走した魑魅魍魎には悪いのですが、それはもうひどい有様になります。
何故かこの手配書の存在は博麗の巫女にはバレていませんが、バレたらもっとひどいことになるのでこれ以上は
申し上げるのが難しいって感じです。
一番ひどいのは烏天狗で、魑魅魍魎を追い詰めて暴れさせたあとに写真に収めて退治するという空前のゲスさを
見せてくれます。写真に収めてブロードキャストされると、さすがの魑魅魍魎も弱まります。
ほら、正体不明とか謂れとかをつかってハッタリをエネルギー源にしてますから、その辺を派手にやられたら
一撃で弱ってしまうわけです。
酷いケースだと、捕獲段階で処置が必要になっているなんてこともあります。
集団リンチにでもあったような感じで、封印されたほうがましって言う者も多数います。
復活したタイミングが悪すぎるというしかありません。
それで掛かるんですよ。治療費が。
治療して、体が治ったあとに封印しなおしなんてことになるのですが
その頃には、相手も丸くなっていて丸くなったら元のいわれもへったくれもないのですけど
もう生きているだけでマシってことになるみたいです。
なんだかなあというしかありません。
幻想郷もそういう意味では生きづらい場所と言えるかもしれませんね。