八雲商事はなんだかんだいってとても重要な業務を行っている企業であることは間違いない話なんですが、
関係者が命を狙われることってあるのかって話になることがありまして、
基本そういうことはないと言いたいところですが、顕界に住んでいる妖怪が反社会的勢力と絡んでいたりしますと
そういう連中と関わるハメになるって話はよく聞きます。
そういえば幻想郷に住んでいる糞狸は顕界で命を狙われているって話を聞いたことがあります。
たまに小兎姫が「マルタイ」と言っていましたので多分間違いないのではないかと思います。
で、この場合気をつけないといけないのが護衛対象が敵を逆に倒すケースです。
このへんの妖怪となるとライフルで攻撃しても、身代わり呪符を顕界に持って行き
問題がないってことがあります。
困った人が直接銃撃しても糠に釘だったという話は枚挙に暇がありません。
妖怪を潰すには食い物を取り上げるしかないというのが本当のところ実情でありまして
まじめに戦ったら加害者側が容易に被害者側になります。
すごいケースでは、そういうの専門に食っている妖怪も居ます。具体的には護衛対象の
姿になりすまして、標的を待ち構え攻撃してきたら攻撃の痕跡ごと消してしまうというものです。
ここまで来ますととんでも無いと思うかもしれませんが、妖怪にとってはボーナスタイムみたいなものらしく
しかもお金になるとのこと。
さらに相手の姿になってミッションコンプリートを装えば二重で金が取れるとかわけがわかりません。
そんなこんなで八雲商事関係者はそういう相手の脅威にさらされることはまずありません。
そのために借金取りの天狗たちとつるんでいるってのはありますね。
保険ってやつです。