幻想郷は長らく食糧難との戦いでありました。
穀倉地帯といいましても、得られる食料はどうしても限られますし、人口が増えるととたんに破綻します。
つうわけで、幻想郷に居ますと色々なものを食べるって話になるのです。
紅魔館の門番に中国じゃなかった美鈴女史がいることは割りと有名な話。
彼女は大陸から幻想郷に行ってしまったある意味被害者です。
で、当然彼女もまた幻想郷混乱期の食糧難なども切り抜けたりしていたわけですが。
そこでどうしても食べられないものがあったらしいです。
菜の花です。
顕界でも天ぷらにしたら美味しいアレです。
で、これ、彼女の故郷では生理痛とかの薬に使われていたらしいです。
まあ、実際には美肌とか疲労回復とかにつかうやつなんですね。
ちなみに幻想郷でも菜の花は油を取るために広く栽培されていまして
食べてよしタネをとってよしという便利さがとても受けているわけであります。
それでも彼女はなかなか食べられなかったらしいです。
薬ですからねえ。
どういうきっかけで食えるようになったのかは不明ですけど、それ以降彼女は
偏食が殆ど無いという話ですね。