八雲商事で厄介なのは人員の評価だったりしまして、特に労働生産性の問題は
割りと難しい問題として考えられています。
妖怪相手だと、労働生産性が妙な値を示してしまうからです。
たとえば妖怪の場合疲れも知らずやたら長時間労働するって芸当が
可能なわけですが、当然そんなことをすれば労働生産性は高水準になるわけですね。
いいことじゃないかと思うでしょうが、労働生産性というのは
全体が平均的に上がらないとダメなんですね。どこかが極端に高い場合
その部署が属人的なところになっていることが多いのです。
そうなると、無理やり休暇を取らせるなどの調整が必要になったり
その人に集中しているタスクを他方に分散する処理が必要になってきます。
一般的に妖怪のほうが人間より労働生産性が高い傾向がありますが
事務作業となると人間のほうが上がることが多いです。
新しいテクノロジへの対応能力は人間のほうが上だからです。
もっとも労働生産性の異常値をきちんと見分けられない構造で
ロジスティックだけが分離していたりすると、一見すると会社が回るって事態が
起こるので気をつけたいところですね。
うちの場合はロジスティック部分の脆弱性がしばしば問題になるというわけで。
列車メンテ延長で出発が遅れる会社での出来事でした。