河城精工製光学迷彩は当面使用しないことに決めた。
うっかり事故りかけた。
相手にとって視認できないということは気にも掛けてもらえないということだ。
事故と言っても相手は自転車なのだが、自転車からしても困ることだろう。
これでは夜間に黒い服を着ているのと変わらないのである。
さらに車に乗って暖房をかけたら暖房に反応して体が透けてしまい
警察に職質を受ける羽目になった。イタズラだと思われたらしい。
本当にイタズラだということにして謝ることになった。
これは使いドコロがかなり限られる。
極めつけだが、職質の時に知り合いの警察官に話を通そうとしたら
「ああ、これ知ってる」と言われたことだ。
警察でも覗き関連でこの河城精工制光学迷彩は話題になったらしい。
低体温症を引き起こす危険を伴うので誰も使っていないと聞いて
カイロの話をしようとしたがやめた。
これを使って覗きをするのは本当に命がけと聞いて、もうだめだと思った。
考えてみれば簡単に横流ししてもらったのは失敗作だからか。