□月 ●日  No3057 ブッキング


 雷子に貸し倉庫の存在を教えて、倉庫の中になら色々買っても良いと言ったのだが
 どうやら一定以上は買わないようなのでひとまず胸をなでおろしている。
 本人曰く、一定数以上購入すると主張しあってしまうとのことだそうだ。

 
 なにがだと思ったが、彼女が集めているのはどうやら自分の同士のようだ。
 それってもしかして、その人達も自分のところに居座るということなのだろうか。
 色々嫌な予感ばかりがするが、あとで鑑定させるように手配するとしよう。


 朝倉の調査は進んでいるが、彼女は普段は隙だらけで、こちらの監視は意に介さない。
 さすが大人物だと思っていたが、今日意味がわかった。
 彼女は普段から色々なところで監視されていた。

 
 発覚したのは雷子が我々を監視しているというスタッフを見つけた
 ことに始まる。そのまま泳がせておけと指示したら、スタッフの方から
 こちらに接触してきた。

 
 なんでも朝倉を監視している一団だというのである。
 まさか自分たちの邪魔だから排除する気なのかと身構えたが
 身分証明だけしてすぐに終わった。


 一体朝倉とは何者だろうか。