□月 ●日  No3067 霊能局の考察


 我々としては人材不足はかなりの問題である。
 一応宮仕えなので入りたい人はたくさんいるのだが、それでも
 我々の組織に合う人間は限りある。


 我々としては妖怪になった人間は大歓迎である。
 むしろ妖怪になった人間の雇用先の筆頭といってよい。
 だが実際には過労死になりにくい、特定能力を高めているなどの理由で
 もっと給料のよい場所はいくらでもあるため
 我々に流れてくる者は数限りあるのが実情だ。


 本音を言わせてもらえば博麗の巫女はそういう輩を発見次第
 すぐにこちらに報告していただきたい。
 我々が雇用の窓口になるので、八雲商事についてはぜひ履歴書を
 持参していただきたい。


 ちなみに入社してから公務員試験を受けてもらう必要があるので
 挫折するのはそっちなのかもしれない。