バケモノどもが心底羨ましくなった。
それは冷蔵庫に入れっぱなしになっていたヨーグルトを食べた時のことだ。
冷蔵庫のヨーグルトは賞味期限が2週間程度過ぎていた。
ヨーグルトだし、賞味期限が過ぎていても問題ないと判断して食べた。
雷子が嗅ぎ付けて自分にも食わせろと言ったので半分くれてやった。
なのに腹を下したのは自分だけだ。
いやそこまで酷くはないのだが業務にちょっとした支障が出ているのは確かだ。
そして雷子は当然ケロッとしている。さすがバケモノだ。
結局耐え切れなくなって雷子に張り込みを任せコンビニのトイレを借りた。
却ってそれがよかったらしい。
尻の方を抑えて自動車に戻ったら怪しまれずに住んだと雷子から
知らされた。 いいのか悪いのか。
それにしても賞味期限切れは今後気をつけよう。
食費が怪しくなったらそうも言ってられないし値上げもしたがな。