八雲商事の矯正治療システム
矯正とは名ばかりの人権配慮を完全無視したシステム。
私はこのシステムが嫌いで、何度か理香子にマルハチに誘われても、
うんと答えることはできない。
矯正治療とは何か。たとえば先天的な病気、例えば心臓疾患や?型糖尿病が
矯正治療の対象になる。最初は喜ばれるが、その後についてのケアはきちんとしているとは
言い難い。
彼らの根本的な勘違いがこの治療を矯正とつけている
私に言わせればそれは矯正ではない 強制だ。
本当に正しいのかは本人による。
例えば自分の持っているハンデを自分の努力で乗り越えた人が
この治療を受けてしまい健常者になったとする。
果たしてそれは幸せになるのか。
ある耳が聞こえない音楽家を矯正治療した結果は
音楽が雑音になり、結局ゴーストライター頼りになるという
未来だった。こんな有様なら最初から治療なんかする必要ない。
もっと闇が深い案件となると、LGBTで、自分の姿を自分が望む性別に変化させたのに
それが元に戻るというものだ。こうなると最悪で、結局裁判になったはずだが
結局どうなったのか私は知らない。
結局矯正といっても、その基準はかなりあいまいといえる。
今ではあそこも元健常者が後天的に障碍者になったひとを
矯正治療しているらしい。 これならやらないほうがマシなんだろうけど
今のあそこの回復手法では、そうした選別がまともにできないのだ。
最初からやらないほうがいいと思う。