□月 ●日  No4312 兎の憂鬱3


 この話を理香子にしたら、私たちで行ってみましょうと言われて
 様子を見に行くことにした。
 どう考えてもやな予感しかしないのだが、個人的な興味もあって
 確認しに行ったわけで。


 どうみても制圧に行くような感じだったが、
 久しぶりに彼女が大暴れするのを見たかったって言わなかったら嘘だと思う。
 実際のところ法律では問題なくても倫理的には十分アウトだった。
 やっていることは洗脳そのもので、危ういバランスの綻びがあった。


 今までなかったのは、パワハラだった。
 目標に向かってと言ったら人聞きは悪くないのだが
 言い方がおかしい。本人を罵倒するだけでなく
 周辺の人まで罵倒しだす。


 どうみてもガバナンスが崩壊している。

 
 ターゲットの親玉に面会したら
 私は何も法を犯していないと宣う。
 いや、それはおかしいよと。


 焼く前に通報。
 彼らには精神防御装備を満載した第三者委員会とやらが入ることでしょうね。