□月 ●日  No4381 手段と目的


 生産性を上げましょうという言葉がありますが
 生産性って何だかんだ言ってあまり当てにならない言葉だと思います。
 なんでかっていいますとね、生産性の一部は他社依存できるってのがあるんです。
 つまり生産性は搾取可能。


 気づいた人は搾取しますから、自分だけ生産性が上がるって寸法ですよ。
 ただ、この手法は搾取手段だけに効率化して結果的に現場で何もできなくなるって
 問題が残るのです。これが成果主義で破滅する会社の大方の特徴ってわけですね。


 生産性問題を解決するには、生産性の観測方法をきちんとしないといけないのですが
 ここに人間がかかわる以上必ず起こるのが依怙贔屓となります。
 一方で妖怪変化を相手にする場合はというと、もっと厄介なことになります。
 妖怪変化はしがらみをレゾンデートルにしてくるんです。


 これっていいんですけど、引継ぎが厄介になりやすいですね。
 以前、それをマニュアル化しようって動きもありましたが
 却って相手の怒りを買ってしまいました。
 この辺の話は人間でも同じだと思います。
 まあ難儀ってことで。