□月 ●日 No4499 ドローン技術
魂魄がドローンを併用するのは言ってしまえば、資源の削減である。
ぶっちゃけ言えば彼ほどの力があれば、自分と同じ分身をもう一体くらい作って
戦っている間に後ろから切りつけるのは容易だ。だがドローンを併用することで
さらに複数を同時制御して、安全に戦うことが出来るほか、中距離での
対応もできるようになるわけである。
ぶっちゃけドローンというよりこれは式神の一種だと思ってよいと思う。
依り代と言えば大体紙であり、もちろん普通のコピー用紙でも可能。
つまるところすっごく経費が安いの一言だ。
まあコピー用紙はコピー用紙なりの効果なんだそうだが
通常はノイズ防止で加工済み専用紙を使う。専用紙はコンピューター用の
プリンタ用紙くらいの価格と思ってくれよい。
ドローンをスウォームとして利用するのは結局のところ現代技術でも困難で
これに近いことは冴月ができる。つまりドローンではなく妖精をスウォームとして
利用してしまうのである。一人ひとりに防御力があるため
こいつを潰すのはまず不可能だ。まさに弾幕ならぬ敵幕である。
朝倉はその辺を扱うのがあまり得意ではないそうである。
まあ妖精の外見を再現するだけであの有様なので、
多分得手不得手はあるのだろうなあと思う次第である。