■月 ●日  No5640

 幻想郷だからと言って基本的に古いものばかりとは限らないのはよくある話。
 たとえば紅魔館では免震レトロフィット工法を採用している。まあこれは
 妹様対策であり、これやらないと、紅魔館の修理費用がシャレにならないからである。
 技術的には顕界で枯れた技術であり幻想郷でも安定した性能を確保できるため
 採用されている。このおかげで天人が起こした地震でも無傷で済んでいる。
 
 特に顕界から移築した建築物は、全力で最新の工法を採用するようにしているらしい。
 理由は簡単で、壊れて治す費用が大きいからである。
 博麗神社もかなりの魔改造が施されている。
 ばれなきゃ別にいいんだよこんなもんである。

 顕界でも文化財建築はかなりのレベルで免震構造魔改造が施されている。
 魔術だけではもう限度があるから、この辺は相当である。
 ちなみに紅魔館はやはり重い建物のだったため支承材は相当数あるが
 比較的交換も容易であり扱いやすいものである。

 まあ、問題は妹様も友人が出来ておとなしくなったため掛かった費用が
 無駄だったんじゃないかと突き上げくっていることだが
 別にええやん文句あるか?