■月 ●日  No6127
 
 今日、中有の道でなんと霊能局の局長に遭ったのですよ。会ったというより遭ったが
 ぴったりの内容ですよ。本人は「まずった」とコメントを残していたけど、次の瞬間
 自分と同じ通用口から外に出ていきました。ちょっと待てや。

 霊能局にいる局員はバケモノぞろいだと知っていましたがどうして魂魄とつるんで行動できたのか
 長らく謎だったのですが、やっと理由がわかりました。
 揃いも揃って全員バケモノでした。そりゃそうか。

 ただ、その驚きは局長も同じだったようです。そしてもっとびっくりされたのは
 私の移動回数とのこと。割と自分は標準の移動感覚で動いていたのですが
 それは一般的にはあり得ないということでした。まあそんなところだろうなと思いました。
 ええ、私の扱い雑ですもん。

 さて、私も一緒に出て会社に戻ろうとしたのですが、なんとそこは局長がやられた現場でした。
 一度は局長を斃したと思っていた敵と思われるおっさん、腰抜かしたポーズで倒れていました。
 おーわかるぞ、その気持ち。 死者がよみがえったようなもんだからな。

 えっ、私の方に驚いているの?なんでや。