幻想郷ではたらくひとたち劇中では龍神の怒りとして描写されたプルーム大噴火は
今から2億5千万年前、ベルム紀末に起こりました。
巨大大陸パンゲアの中に潜り込む地殻とマントルが地球の中心向かって落下
それに押し出される形でマントルの一部に上昇流が生まれた。 これがプルーム大噴火です。
大噴火は地球規模の温暖化を生み出し、また地下深くからメタンが吹き出したこともあり
地球は一気に低酸素状態になりました。 この異変によって生命の実に95%が死滅したのです。
まさに龍神の怒りにふさわしい大災害と言うべきでしょう。
しかしこれを乗り越えた生命は子宮で子供を育てる胎生を得たり、高々度でも
呼吸ができる気嚢システムを手に入れたりしました。
鴉天狗が高速飛行しても呼吸が乱れなかったり、夜雀が延々と歌っていられるのも
この気嚢システムのおかげだったのです。