□月 ●日  No1109 幻想的防災の日


外の世界では防災の日として知られるこの日。
うちの会社でも防災用品の再確認が行われた。
最近の防災グッズでも特に進歩が著しいのはやはり食べ物だろう。
水で戻る新しいきな粉餅を食したが妖怪すら驚く食感で現代技術の凄さを
身に染みて感じ入ってしまう。


幻想郷の現地法人でも同じように防災用品の再確認が行われた。
博麗神社ではとある新システムが本稼働に入ろうとしている。
天人が自分の私利私欲のために博麗神社を改造したときに乗じて朝倉が手を加えた。
大震災が来るとき、ほんの数秒前だが初期微動が発生する。
その段階で博麗神社をほんの数センチほど浮かせるのである。


以前にも取り上げたこの技術だがおさらいすると
これにより楯の振動によるダメージを半分以下に 横の振動に対するダメージをほぼゼロにする
事が可能となる。 幻想郷だからできる次世代の免震システムと言うわけだ。
ちなみにだが、それとまったく反対のことをやっているのは永遠亭だろう。
永遠亭は免震ではなく耐震を優先させている好例だ。 とにかく建物そのものを強くしている。


さて、幻想郷の場合地震が来たらまずどうするか知っておくと良い。
答えは。空を飛ぶことである それなりに高度を高くとるのが望ましいとされる。
自分のみの安全を確保したら自分の力で火を消すのである。


どうするのか?
周囲に延焼しそうなものがあれば弾幕でなぎ倒すのである。
もちろん一部妖怪や妖精は直接的に消火できる者もいるのだが、基本はそれでかまわないと言える。


博麗神社の耐震テストはほどなくして終了。
中にいる巫女に察知されずにできたのは技術部の大勝利といえる。