□月 ●日  No1705 被弾すると痛いです


ちまたではこどもの日であり、幻想郷では端午の節句として子供たちの
健康を願う日である。もっとも幻想郷と顕界の子供の様子はだいぶ違う気がする。
近所の子供が小さな子供の面倒を見るという風景は当然のように繰り広げられている。
顕界の子供が忙しい時間を過ごしているように見えて、意外と幻想郷の子供も忙しい。


上白沢の塾は読み書きもさることながら生きるための知恵を勉強する場でもある
ここでの授業を聞いていると多少のサバイバル術も学ぶことができるだろう。
肉に火を通すとか結構当たり前の事を勉強していて驚いたりもする。



こうしてみてみると近所のつながりを強くして皆の身を守るという体制が
よくできているように思う。これが村意識の原因ともなるのだが、
そのメリットデメリットは表裏一体と言ったところではないだろうか。


我々が物資を運ばないとならない程物資に恵まれていない以上
こどもの日だからと言って何か買ってもらうというわけではない。
強いて言うなら妖怪たちがデモンストレーションで見栄えのする弾幕
放っているのを傍目で見物するくらいか。


途中から誰かと喧嘩になり本気になって、結局みんなで全力疾走で逃げる
しかなくなるのはお約束でありご愛敬だ。 
幻想郷住民はぎりぎりまで近づいて、喧嘩になり出したら逃げるという
遊びでスリルを感じている。


住民たちは見事によけるんだが、私はというと中有の道で団子を食っている
ところを小兎姫に見つかって笑われるわけなのだが、仕方ないじゃないか
一応皆を逃がしているのだから。


ちなみに。あとで聞いた話だが、おまえだけが行動がワンテンポ遅いとのこと。
たぶん被弾しても大丈夫って気持ちがどこかにあるのではと言うことだが。
いや、大丈夫じゃないし痛いだろ。 いい加減にして欲しい。