□月 ●日  No1733 つまり日常茶飯事


列車という物は霊魂を呼び寄せるとよくいったもので、それがあの世への送迎バスなのか
それとも命を奪った物に対するなにかなのか、その辺はよく分からないが
とにかく幻想郷においても列車の管理について除霊やらいろいろありまして。


幻想郷にいるとその辺の感覚が完全に麻痺してくる。
その結果というわけではないが、うちの列車に色々な幽霊がへばりついていることが
発覚し、霊能局やらいろいろなところが乗り出して大変なことに。


自分自身は別にそれが問題だとは思わなかった。
その幽霊たちは基本的にフレンドリーで危害を与えそうな存在ではなかった。
しかし外部から見るとそうは見えないそうで、一応きちんと冥界に送りましょうってことに
なった。これができるのはやっぱり姫ちゃんこと閻魔様の力が大きい。


まあ名残惜しいと思っていたらそれはそれで問題だと言われた。
久々に閻魔様のマシンガン小言を言われるハメになった。
一方で簡易裁判も同時進行。通常より短いがたまにこういう裁判形式もあるらしい。
なるほどと思いながら見ている。


さて、へばりついていた霊魂だがみな普通に天に召されることになった。
ところで、なんでそんなに問題とならなかったのかって。


彼らは同士だったのだった。
何の同士だったのかそれは秘密だ。
閻魔様には見抜かれていたが、一応問題にはならなかったとだけ
言っておこう。