□月 ●日  No1767 遺跡出現の場合の措置


まあ幻想郷というのは、幻想入りしたなにかがやってくるわけなのだが
その中で始末に負えないのは古代遺跡の類が幻想郷にやってくるケースである。
なにかしらの理由で封印されて幻想郷にやってきた場合はたいていろくな事がない。


こういう場合、デストロイヤーどもがやってくる前に調査を済ませてしまう必要がある。
この手の遺跡は不確定要素という幻想を利用して侵入者を阻んでくるので、顕界や
月面から持ち出した調査器具を駆使して大方の構造はつかんでしまう。


さらに無人偵察システムを利用して罠をあらかた発動させてしまう。
普通なら罠をかいくぐるとか突破するとかするだろうが幻想郷のトラップは本気で
殺しに来るのでそういうやり方で確実に突破するのが正しいやり方だ。
これでもデストロイヤーどもよりは穏便に済ませている。
あいつらは容赦なく破壊しながら進む。


大体奥まで進むと、主が出現してあらかた大仰な説明をした後、ハッタリをかまし
自分の力を誇示するバカが現れる。どうしようもないときはここでデストロイヤーども
を呼んでくる。


皆さんお気づきかと思うが、デストロイヤーどもの大半の道中でいわゆる地形トラップが
発動しないのはこうした努力を裏でやっているためである。
彼女たちが通ったときにはある程度事前調査が済んでいるのだ。
最悪、カードまで渡している。


こうして多くのお膳立てが済んだ後でデストロイヤーどもは攻めているのである。
ちなみに相手にはそのお膳立ても含めてデストロイヤーどもの仕業と考える。
それこそ幻想の力であり強力かつ格上の相手でも連中を屈服させられるのだ。


たぶん。