□月 ●日  No1788 幻想入りしているわけではないが


連日の大雨でうちの会社の設備やごく一部の家を除きあちこちで雨漏りの被害が
頻発している。 雨漏りは、お椀などで受け止められて絶妙なハーモニーを
奏でている。やかましいが慣れれば大したことがない。


これは幻想郷の建造物には決定的に欠けているものがあるからだ。
それが防水紙である。屋根瓦や外壁などの下に敷くことで毛細管現象で進入した
水を防ぎきることができない。


故に幻想郷の建造物はよほど巧妙に構成されていない限り、どうしても
防水紙が必要となる。従って幻想郷の建物はどうしても雨漏りが多発するのだ。
もちろんそれを前提とした設計ともなっている。


博麗神社については防水紙なしで殆ど雨漏りがない造りである。
これは鬼たちが作った建造物が巧妙に造られているからだ。
住んでいる本人がその事実に全く持って気づいていないのが何とも言えない。


ちなみに博麗神社に雨漏りが発生すると信じられないほど早い時間で問題が解決する。
恐らく鬼たちのプライドを傷つけるのだろう。
防水処理には漆喰が使われることが多いが流れても流れても復旧工事が
成されている様でいつも真新しい。


だから、博麗の巫女よ。なぜ雨漏りがするのか言い出すのは勘弁してください。
紅魔館は水が入ると困る構造なのできちんとなっているがアレが標準ではありません。