外の世界の商品を扱うと言われる店 香霖堂。 実際のところはがらくた屋
その状況はちょっと油断をすると泡沫のリサイクルショップのような状況である。
この手のがらくた屋を普通の運営するのはとても難しい。通常古物商は古物商同士の
ネットワークがあって在庫を融通し合っているのだが、香霖堂の場合その手のネットワークがないので
滞留在庫は捨てないと大変なことになるのである。
とりあえず香霖が拾ってきたもとい入荷した商品を選別する作業をすることにした。
まず、道具類で分解できる物は分解する。中でさびた物は使えるも部品を取り除き廃棄する。
実のところこの手の品々は無縁塚に落ちているのものなのだが、夜霧などで電子部品が破壊されている
ケースがとても多いのである。
電池が液漏れをおこしているものも多い。 ニッケルカドミウム電池が半ば幻想入りしている
昨今において汚染原因をつくるような品々はきちんと処理しないと成らない。
今回、私が色々言ってもきかないので、偉大な仙人様(仙人より昇格)に駄目になった品々が
危険であることを伝えてもらうことになった。 この仙人実は香霖よりも科学的見地をもっている
ようだ。 電化製品もけっこうぼちぼち利用している。もう店主を変えた方がいいのではないだろうか。
それにしてもきちんとメンテナンスすれば復活しそうなものばかりで勿体ないったら
ありゃしない。多くの場合が電池の入れっぱなしによるトラブルなので電池をすぐに取り除いて
在庫化すれば結構な品物がきちんと動く。
コンピューターについては基盤についているボタン電池が切れている場合が多いようだ。
その意味で本当は壊れていないのだろうが、倉庫にため込んでいるのが勿体ないので回収する。
あとでマニアに売りつけても良い。二束三文だろうが。
で、こいつらゴミはどうするのかっていうと、暇をもてあましている綿月豊姫に処理させている。
素粒子扇子を使えばきれいさっぱり処理されるというので結構重宝している。
今日はいくら儲かったとかなんか変な発言をウサギたちから聞くがまあ、別に良いだろう。
壊れているわけだし。