□月 ●日  No1879 その後ヒーローショーになり資金回収に成功した


幻想郷で生活したいと言う、もしくは行ってみたいという方がいらっしゃいますが
よっぽどの物好きか、向こう見ずか自殺志願者以外は行かない方が良いというのが常識でありますが
今日の場合は特に、幻想郷が見た目だけ危険になる日でしてこの日に幻想郷にたどり着いた人の
事故が絶えないわけです。


なにをやってるかってもちろんハロウィンのクライマックスです。
カボチャをかぶった妖精がカボチャのサイズに完全に収まってしまい、よたよたしながら飛んでいたり
Trick or Trickとかわけのわからないことを言ったりする日です。逆にお菓子かお菓子を要求する
ハロウィンの生き物もいるんですけどね。


3馬鹿は一名が隠れていて、一名が世話話をしていて、一名がガン無視です。
誰が何をしているのかこの段階で早くも分かってしまうのがなんともはやです。


命蓮寺の連中も最近ようやくこのハロウィンに付いての理解が広がっておりまして
うちに改宗すれば年に数回帰還できますよと幽霊たちに布教していますが、ぶっちゃけ生前に布教しないと
まともな仏様にならないような気がするのは気のせいでしょうか。


基本的にハロウィンのイベントは概ね平和です。実態はお盆の時と全く変わらないので当然なのですが
やってくる人数がアメリカナイズになっているだけで注意点もそれほど多くありません。
昨年は砂糖菓子のゴーレムがやってきましたが、巨大化したお姉さんが撃退しておりました。
今年は顕界があまり景気が良くないせいか砂糖菓子のゴーレムを作る予算がなったといっておりました。
あっちの世界にも不景気の波がやってきているというのは何とも言えない気持ちになるわけです。


そんなお姉さんですが、巨大化のために一張羅の服をクリーニングしたり色々やっていたので
拍子抜けしています。お金も相当掛かっているので、あとで損害賠償を請求したいと息巻いていましたが
生きていない人からどうやって請求するのでしょうか。