□月 ●日  No2350 豪雪地帯


博麗の巫女が手っ取り早く雪を処理したいとふざけたことを言い出したので頭を抱える。
何でも新しい商売のネタを考えたらしい。この手の試みは最初は成功するが
欲をかいて失敗すると言う某漫画のパターンをほぼ必ず踏襲するので真面目に付き合っては
いけないのだが。朝倉の話だと先代もあんな感じだったというので多分、似たような連中を
集めているのだろうなあと思ってみたり。


仕方がないので、雪かき専用スペルカードを渡すことに。
この雪かき専用スペルカードだが、構造はいたって単純で固くなった雪を壊すのが目的の
カードである。特に凍結して固まってしまった雪は参拝者を転ばせてしまうので
きちんと処理するように構成されている。
最終的にはなんだかんだ言って運ばないといけないのはご愛嬌である。


ちなみに運ばされるのは博麗神社の周辺に住んでいる妖怪たちである。
彼らにしてみれば参拝客が増えれば、そのおこぼれを授かることができるとあり
それなりに協力的だったりするのだ。静かに暮らしたい系はすっこんでろと
言ったところか。
ちなみに彼女のわがままに我々の人員を割くなというのが基本的思考である。
そうでないと女王様みたいになってしまうらしい。


雪がどけられた博麗神社を仙人が褒めていたが、どう考えても彼女の力じゃないだろ
常識で考えてという言葉が頭をよぎる。
ちなみにロケーション的に豪雪地域確定している洩矢のところはカミの力で
半ば力押しで雪かきをしていると言う。
あっちが上手いと思うのはこの時期は安全を考えて入山禁止にしている時がある
ところでありまして、なかなか賢いと言うか、そんなものだよなあと思ったりもする。


ちなみにむやみに溶かすと地下水への影響があるのでやらないと言うのが方針らしい。