□月 ●日  No2456 付喪神がいっぱい

前回の付喪神の話の続き。
付喪神がとりわけわれわれの住んでいるところに多くなるのは、物資不足であり物を大切に使うしかないからである。
では大陸の場合はどうなのかって話になるのだが、こっちはこっちで物を大切に使うのがある程度豊かなところに
限られると言うのだから面白い。
なので付喪神の安定の仕方が誇りとかそっち方面に集約されると言う展開になっている。


他のパターンもある。たとえばプリズムリバーの姉妹は実は付喪神の類ではないかという説もある。
これは本当のコアが屋敷の方であり、屋敷が付喪神化した際、安定する媒体を
ここに住んでいた人間で置き換えたというように考えると、とてもわかりやすいからである。
ちなみにプリズムリバーの屋敷は常時清掃屋が入っており、きれいに保たれていることで有名だ。
実は一般開放も行われており、入場料やらコンサートのお金が投入されているのだと言う。


霊魂もある程度の安定性を保つために、物に憑りついていくケースがあり、
付喪神との外面上の違いがない。無機質に憑りついて何もできなくなる奴を見ると
困った連中だと思う時がある。


このように付喪神というのは結構地方ごとに色々な形で出現しているので
あまりにも出現率が多いこともあって、傘妖怪が驚かれない理由もこれまた
加速度的に増えているのである。
あそこは趣旨替えしたほうがいいのではないかと思う。