□月 ●日  No2468 このビックウェーブに乗るしかない。


幻想郷と言えど景気の影響というものはどうしても存在する。
これは顕界、ならびに幻想郷でも同様の問題が発生するというものだ。
たとえば、顕界がインフレに陥っている場合は幻想郷に流れる物資量が減ると言う事態が起こる。
これは、幻想郷に送り込む予算はどうしても現状の物価から若干遅れて算定されるからである。
顕界からの物資量が減ると、幻想郷内部の産業も振興することが多いが、
あまりに振興すると、今度は需要の先食いを起こして揺り戻しが怖くなる。


もう一つの景気刺激と言われるのが異変の存在だ。
変な話だが、災害や異変などの復興需要が結構ばかにならない。
魔術でいくら復活すると言ってもどこかで材料を確保しないことには魔術も
完全には作動しない。物理的、論理的にしてもどこかでお金が回る算段だ。
かつて起こった博麗神社の再建は二度も行われたので、
結構関係者は大儲けしたと言う話を聞いたことがある。
泣いたのは比那名居のところといったところか。


異変についても最近は景気刺激が取り出されているせいか、タイミングを
見計らって異変を起こして、自分たちの存在をアピールしつつも
自らも儲けるなんてことをやっている奴もいる。
この手のマッチポンプ異変屋だが、酷いケースでは博麗の巫女たちも
グルではないかと言われている。
彼女にとっても正直書き入れ時であると言わざるを得ない。


さて、今回の異変だが、武器に何かしらの挙動不審、すなわちノイズが走っている
ということなのだが、原因は現在究明中である。
これも武器関連を売ってる鍛冶屋あたりの自演も挙げられるところが
何とも言えない気持ちになる理由である。


まあ、乗らなきゃ損損ということでひとつ。