□月 ●日  No2469 ジャックポッド


朝倉の話によると、幻想郷の生活スタイルはかつては結構な種類があったらしい。
その大半が途中で破たんするなどして潰れており、西洋の妖怪が幻想郷に流れてしまう
原因もその辺にあると言われる。


その一例、西部開拓時代のような幻想郷の話をしておこう。
そこは西部開拓時代そのままの社会システムを採用していたが、割と早く破たんした。
連中はスペルカードのほかに、短銃やライフルなどを利用していたというトンデモナイ世界だ。
これが上手くいっていたのかというと、あまり上手くいかなかったから今の状況に
なっているわけである。


最大の問題は所謂衛生面の問題だ。
現代で幻想郷が生き延びるためには衛生面でシビアにならないといけない。
そうでないと隔離空間で疫病が蔓延し、生活している人間が全滅、
そこに生活している妖怪もまとめて全滅の憂き目にあう。


さて、西部開拓時代の生活スタイルを見ますと、これがかなりの問題であることがわかる。
以前も取り上げたことがあるが、水質汚染に関する問題が深刻である。
場所によって砂漠一歩手前の地域も多く、水資源の確保が困難なのに
土壌汚染が起こってしまって、生活不能な地域が増えてしまう。


そうこうしているうちに疫病が蔓延するからかなり厳しい状況が生まれるのである。
西部開拓時代というのは開拓しているから何とかなっていたと言うのもある。
もちろん幻想郷はインフレーションによって開拓範囲を広めることができるが
この認識宇宙の広がりは、要するにこの件の失敗があったからなのではないかと
思う時すらある。


個人的にはマカロニウエスタン姿の妖怪たちもそれはそれで乙なような気がするので
ちょっと見てみたい気もする。 だが朝倉お前はダメだ。