□月 ●日  No2483 行楽シーズンがあるわけではないですが

幻想郷の笑えない話を一つ。
幻想郷で問題となった温泉の噴出。地霊たちが湧き出て云々という話があったが
ハッキリ言って彼らはほぼ無害であると仙人が語る。
仙人の間で大問題となったのは、温泉を浴びたことで起こる脳が溶ける奇病であり
これまで地霊が起こしていたと思われていたため、地霊たちが嫌われる
一つの原因を作っていた。
何しろ、ウイルスには詳しいヤマメ女史でさえ対応に苦慮していたのだ。
どれだけ大変か推して知るべし。


原因がわかったのは疫学に薬屋たちの一団が追加され、機材が大幅
強化されてからだった。地霊たちが幻想郷にやってきた今、
地霊殿がスポンサーになって、研究を行ったところ、顕界でも問題になっている
アメーバの存在が浮上することになったわけであります。


これで妖怪のせいではないからよかったよかった というべきところなのだが
こんなところを地霊たちが通ったら地霊ならまだしも、生物型妖怪は
みんな纏めて被害に遭うため、そこが見事立ち入り禁止に。


地底の住民も今まで無事だったのが怖いと言うことで
検査依頼も舞い込んでおり、薬屋も一儲けと言ったところでありまして
値段下げるなよ下げるなよと釘を刺している状況であります。


ちなみに検査第一号は嫉妬妖怪でありまして、理由が自分のルートに
人が来なくなったらそれはそれで困るという理由でありました。
いろいろ難儀なんだなあとあの時思いました。