□月 ●日  No2488 博麗流ひとのあつめかた


博麗の巫女と言いますと、毎度毎度怪しげな見世物を思いついては人を集める困った方でありますが。
彼女がここまで見世物にこだわるにはちょっとした理由があります。
彼女はどうやって、見世物を宣伝するのかって話です。当然普通なら噂が広まるまで時間が掛かるわけですが
それをショートカットする手段を会得しているんですね。


もちろんうちの社員が宣伝しているってのもあるのですが効果は微々たるものです。
寧ろうちの社員が宣伝すると逆効果にもなることが多いです。皆冷めた目で見てますので
ではどうやって彼女たちは宣伝しているのか。それは、河童たちに話を聞くとわかります。


実は博麗の巫女は屋台の行商人に最初に話を持ち掛けていたのですね。
屋台を先行で呼ぶ理由は、まず所場代を貰えると言うのがありまして、まず最初に内覧会みたいなものがあるんです。
こういうのでやるからよろしくねという具合です。人さえ萃まれば的屋も商売になるのでとりあえず内容を聞いたら
所場代を払ってもらえます。これが彼女の重要な収入源というわけです。


するとどうでしょう。的屋のネットワークとはなかなか侮れないものがあって、結構宣伝してくれるのです。
それで宣伝に応じて人が萃まるという仕組みです。
このような仕組みを採用しているので、普段の博麗神社には人が萃まらないのですが
言うだけ無駄だと思っていますので、こんな感じでお金を稼いでいると思っていただいていいと思います。


いろいろ難儀ですね。