□月 ●日  No2579 時の流れに身をまかせ


なんだってそうなんですが、いろいろな物はその場に行ってみると結構お寒いことが多いものです。
多いのはやっぱり観光地でありますが、だいたいイメージ映像に騙されて行くと、実際のところは
本当に残念で、色々とがっかりすることうけあいです。


かくいう私も妖怪に過度な期待をしていた一人です。
妖怪もある程度彼らの生態を理解の上生物種として見ると本当に怖くありません。
全く怖くないといったらそれは嘘ですが、それはどちらかというと猛獣と接する時のような緊張感に
近いものがあります。ちょっと気を抜いたら殺られるってあれです。


とはいいましても信頼を勝ち取った妖怪というものは、怖さというものとは
別の存在となりますし、その意味ではこの業界というのもなかなか面白いというわけであります。


さて、幻想世界といいましても本当に幻想世界のような風景を見られる場面は意外と稀です。
実際にはそれを堪能する余裕なんてないのが実情ですし、その頻度は実のところ顕界と
全く変わりがないのではないかと思う時があります。


時間の流れが遅い点については同意です。なにもかものレスポンスが遅いし、遅くなっても
明日があるからいいやになりやすいです。これは特に寿命が長い妖怪たちに特に多い傾向です。
これが暢気というやつです。


ところでなんで紅魔館の連中は幻想郷にいても顕界いる時のようなレスポンスを求めるのでしょう。
理解に苦しみます。 ちなみに時間の流れの問題は、今回の市街戦でも現れておりまして
なんともはやというところです。